みこし痛めつける奇祭=石川〔地域〕
 日本遺産「能登のキリコ祭り」の一つ「あばれ祭」が石川県能登町の中心街である宇出津地区で行われた。最終日の2日目夜は、半裸の男たちがみこしをたたき付けたり、川や火の中に投げ入れたりして大暴れ。みこしを徹底的に痛めつける豪快な奇祭に、町中が熱気に包まれた。
 「チョーサ、チョーサ」。各地域の巨大な灯籠「キリコ」42基が神社に向かって練り歩く中、半裸の男たちが独特の掛け声を唱え、所々でみこしを地面に打ち付け、川に放り込む。荒々しさを好む神「牛頭天王」に感謝を表すための風習で、江戸時代初期の寛文年間に八坂神社(京都市)から招いた牛頭天王が青蜂に化けて人々を刺し、疫病から救ったとのいわれにちなむ。
 宇出津地区内の八坂神社に入る前に、巨大たいまつの下、川にみこしを投げ込む。火の粉を浴びせ、岸に打ち付け、これでもかとたたきのめす。引き揚げて境内に入った後も、みこしを何度も火の中に入れては出して痛めつける。
 奉納が済んだ午前2時、みこしは塗料がはがれ、黒焦げと無残な姿になり、祭は幕を閉じた。 【時事通信社】

この元記事はAmeba News [アメーバニュース]



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