言語聴覚士とは? なるにはどうすればいい? 資格や仕事について知ろう


みなさんは、「言語聴覚士」という職業をご存じですか? 言語聴覚士とは、会話、食事、また聴覚や認知といった、普通の人が問題なく行えている行動が不自由な人の支援をすることが仕事です。今回は、超高齢社会を迎える現代において、非常に重要な仕事とされている言語聴覚士とはどんな仕事か、またなるにはどうすればいいかについて解説します。








■言語聴覚士の仕事とは?


言語聴覚士は冒頭でも説明したように、うまく話すことができないなどの言語障害、声が出せないといった音声障害、また音を正しく聞くことができない聴覚障害だけでなく、摂食や嚥下(えんげ)など、うまく食べられない、飲み込めないといった障害を持つ人のサポートを行います。

また、日常生活の支援だけでなく、その症状がどういった理由でその障害が起こっているかを調べ、いい状態になる方法を見いだすことも大事な仕事。そのため、医師や理学療法士、福祉系の職業の人と連携することも多い仕事です。


■言語聴覚士になるには?


言語聴覚士の仕事をするには、「言語聴覚士」の国家試験に合格し、資格を取得しないといけません。受験資格は、高校卒業後に文部科学大臣指定の大学、短大、専門学校または言語聴覚士養成所で、言語聴覚士に関する学業を規定の年数学ぶことで得られます。また、指定外の一般大学を卒業している場合は、指定の大学や専門科、専門学校を卒業することでも、受験資格が得られます。

⇒「厚生労働省『言語聴覚士国家試験の施行』」
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/gengochoukakushi/

試験は年1回2月に行われ、

●基礎医学
●臨床医学
●臨床歯科医学
●音声・言語・聴覚医学
●心理学
●音声・言語学
●社会福祉・教育
●言語聴覚障害学総論
●失語・高次脳機能障害学
●言語発達障害学
●発声発語・嚥下障害学及び聴覚障害学

以上の科目から出題されます。問題数は200問。配点は1問1点となっており、200点が満点。このうち120点以上を得ることで合格となります。2017年(平成29年)2月に行われた第19回言語聴覚士国家試験では、2,571人が受験し、合格者は1,951人。合格率は75.9%とやや高めですが、幅広い専門分野から出題されるため、難易度の高い試験とされています。


■言語聴覚士の働き方や収入は?


言語聴覚士は、先天性の障害だけでなく、事故や病気によって障害を発症した人や、加齢によって発症した人のサポートやリハビリも行います。そのため、働き先は病院やリハビリテーションセンターなどの医療機関だけでなく、介護施設や福祉施設、また養護学校も挙げられます。

働き方としては、常勤として働く場合と、特定の曜日だけ出勤するといった、非常勤という働き方もあり、例えば別の医療機関で働きながら、特定の曜日だけ別のリハビリセンターに出勤するといったパターンもあります。そのため、給与についてもピンキリであるのが現状です。

常勤であるならば固定給となり、規模の大きな医療機関などではサラリーマンの平均年収である400万円を上回る給与を得られるケースも。ただし、常勤であっても、企業規模によってはそれを下回ることも当然あります。また、非常勤の場合は、時給での働き方がほとんど。需要の高い仕事であるため、時給額は2,000円前後と高いのが特徴です。

言語聴覚士とはどんな職業化についてご紹介しました。2017年度に行われた試験が19回目と、新しい資格の一つである言語聴覚士。医療の現場だけでなく、福祉・介護施設での需要も大きく高まっているため、取得を考えている人も多いそうです。また、「人のために働ける」ことも、この仕事のやりがいです。何か人のために役立つ仕事がしたい、という人は目指してみてはいかがでしょうか。

(中田ボンベ@dcp)

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この元記事はAmeba News [アメーバニュース]



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