ヨーロッパで麻疹(はしか)が流行、一方でイタリアではワクチン接種義務が後退

ヨーロッパでは麻疹(はしか)が流行しており、今年1月から6月までで4万人以上が感染、37人が死亡しているという(BBC日経新聞)。背景には予防接種に反対する活動があるようだ。

かつてヨーロッパ諸国でのはしかの発生例は年間数例と少なかったが(国立感染症研究所)、最近ではワクチンを接種しない人が増えており、そのために感染者が増加しているという。

ワクチンを忌避する人が増えたのは、新三種混合(MMR)ワクチンが自閉症と関係すると主張する論文がきっかけだという。この論文は研究過程がずさんで結論が不適切だったとして最終的に執筆者や掲載誌が撤回を行っているのだが(2010年の記事)、未だにこれを信じる人が一定数存在し、ワクチン摂取義務の廃止などを呼びかけている。その結果、今年8月にはワクチン摂取に関する政令が廃止される事態になったという。

ワクチン反対勢力に対しては「はしかの流行を食い止めるよりも国民の反エスタブリッシュメント(既存勢力)の感情に訴える方が重要」などと批判の声も出ている。

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